労働賛美の思想は西洋からきたのではないか
相変わらずのサービス残業大国日本ですが、ネットなんかでは、次のような意見をよく目にします。
「日本は、二宮金次郎なんかを肯定的に取り上げているように、労働を賛美する思想があるので、サービス労働やブラック企業が多い。西洋は、アダムとイブが悪さをした結果、罰として、労働を与えられたという神話がある。だから、そもそも労働=罰をみなす思想があるので、労働時間が短めで、バカンスや有休を楽しんでいる」
といったもの。
なるほどなあ、と思う反面、少し怪しいと思います。
そもそも西洋ではカルヴァン思想の職業召命説の影響もあるはず。
カルヴァンは、各々の職業を通して、精いっぱい労働して、富を求めることを肯定していますので、労働賛美思想といっていいのではないかと思います。
あと、中世の修道院で、「祈り、働け」みたいなことをいってた人もいますよね??
労働賛美の思想ってけっこう西洋に多いと思うんですけどね。
むしろ、日本がそれに明治時代あたりから染められてしまったのでは??
産業革命当時とかブラックばっかりだったから、現代に近づくにつれて、西欧諸国は
「これはなんとかしねーと!!」みたいに人々が危機感をもって、国を動かし、企業を動かし、いまのようにサビ残業などが少ない国々になったのでは??
日本はまだ発展途上なだけでは??