仏教 基本にかえって『スッタニパータ』から
当初仏教に関するアウトプットをしようと思って始めたこのブログなのですが、あんまり勉強する時間がなく、中途半端になってしまいました。
原始仏教をもう一度勉強しようと思って、中村訳の『スッタニパータ』からもう一度じっくり読みなおしています。『スッタニパータ』は最古の仏典と言われています。なので、仏教を勉強したい人はまずこの1冊って感じの本ですね。
改めて読んでみた感想は、「うーーん、仏教やっぱりすばらしい!!」
仏典は、哲学書のように一人の作者が体系的に記したものではありません。たくさんの弟子たちの口伝えをまとめたものなので、若干矛盾点があったり、同じ内容の繰り返しがあったりするのですが、読んでいて清らかな気持ちになれます。
仏教の教理は学べば学ぶほど、深い部分があるのですが、『スッタニパータ』で繰り返し述べられていることはやっぱりシンプルです。
現在2章が終わったばかりですが、大切なのは以下のとおりかなと。
・欲を捨てる、執着を捨てる
・倫理的・道徳的に生きる
・善い仲間は大切にする
とりあえず、こんなところでしょうか。言い方を変えて、比喩を巧みに使って、繰り返し繰り返し述べられているんですね。
面白かった点としては、
・いきなりお釈迦さまが神に祈りをささげるシーンが出てきます。(けっこう仏教って無神教って言われているけど)
・ちらっと悪魔が登場します。(神が出るなら悪魔もね。)
・「俺の質問に答えないと、お前の心臓を裂いてガンジス河の向こうまでぶん投げるぞ」っていう夜叉が登場します。(怖すぎます。)
・お釈迦様に「ちゃんと働きなさい」っていう人が登場します。(さあ、どう説得するか?)
・とりあえず食べ物を捨てるシーンが出てきます。(ちょっともったいない感じが・・・)
・「占い」に関してはほぼ全否定です。やっちゃいけないと言われます。(バッサリです。)
・子どもや愛する人はつくってはいけないと言われます。(こちらもバッサリと。まあ出家者向けです。妻子を大切にすべし、という在家者向けの言葉と、両方あります。)
こんなところでしょうか。へー、仏教ってこんな教えなんだって感じです。
なんだか読みたくなってきませんか??
まだあと3~5章が残っています。もっともっと面白くなるはず。このまま『スッタニパータ』読破したいところであります。感想は、またこのブログに書こうと思います。
げ、こんなに遅くなってしまった。今回はここまで。
読んでいただいた方はありがとうございました。
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