Seneca

叡智によって、激動の世の中を生き抜こう

今の若い人たちは、日本卓球の暗黒時代を知っているか

日本卓球がいつの間にか世界でめっちゃ強くなっております。

水谷、張本、伊藤、石川、平野などがここまで世界の強豪に勝つとは・・・中国も結構倒してますし、すごいです。日本がここまで強くなる日がくるとは思いませんでした。

と、いうのは、私が中学時代卓球部だったときは日本はいまでは考えられないくらい弱かったです。2001年に大阪で、2003年にパリで世界大会が開かれていた、あのへんです。

日本は中国どころかヨーロッパの選手にさえ、なかなか勝てませんでした。世界の壁は本当に高いな・・・と思ったものです。

当時は日本でスーパーサーキットなるリーグが開かれておりました。若い人は知らないと思います。世界的スーパースターのプリモラッツ、セイブ、クレアンガ、ガシアン、パーソン、キムテクスなど、素晴らしい選手が参加しておりました。残念ながら私の家はスカパーをつけてもらうことができず、友達からビデオを借りておりましたが・・・。

日本選手も多数参加しておりました。しかし、残念ながらまったく相手になっておりませんでした。ヨーロッパ・韓国・中国選手のどれかに勝ったらすごいという感じでした。

もう日本選手と外国選手の球の質というか、そういうのがまったく違っていまして、予選で日本選手を余裕で葬る様は残酷さすら漂っておりました。

日本が強くなってきた兆しが見え始めたのは、全日本で吉田 海偉選手が優勝したあたりかなと思います。吉田選手も、けっこうヨーロッパの選手に勝っていたようですので。吉田選手が台頭してすぐ、水谷選手が出てきて、怒涛の全日本優勝ラッシュが始まり、日本が強い時代が来たわけですが・・・。

まさかこんなに強くなるとは思いませんでしたね。本当に。

これもずいぶん前になってしまいますが、2013年のパリ世界大会で松平選手がマリンと

サムソノフに勝つなんて、ときの日本暗黒時代を知っている側からすると、とんでもない話というか・・・なんというか・・・。

日本選手が中国選手に一泡吹かせる、というのは最近ではしょっちゅうあることでして、珍しくもなんともなくなってきました。良いことです。

とはいえ、中国の卓球界支配は今も昔も圧倒的でして、これはもう卓球というスポーツ自体の暗黒時代と言えます。はっきりいって、世界大会やオリンピックでどこが勝つか分かり切っているスポーツにはたして未来があるといえるのか・・・。

卓球本当に大丈夫なのだろうか・・・

今は日本は世界の強豪国となったものの、昔はなかなか勝てなかったというお話でございました。