『ショーン・オブ・ザ・デッド』 シンプルに面白い
ゾンビ映画『ショーン・オブ・ザ・デッド』観ました。
いやー面白かった。本当に。
アメリカかと思ったら、イギリス産とのこと。
古典的名作みたいで、けっこう評価高いみたいです。
古い作品かな?と最初思ってたんですけど、「鉄拳2」とか作中にでてきたときは
「なんじゃそんな昔じゃないな」と思いました。
まあでも、「鉄拳2」も大分昔ですよね。
ゾンビ映画ですから、ハードな描写もないとはいえませんがコメディ映画なので、あまり構えずに観ることができます。コメディのゾンビ映画って初めて見たかもしれない。なかなかいいものですね。
涙ありのシーンももちろんあります。
そして、キャラクターの魅力が存分に発揮された映画だと思います。
名作とされるのもうなづけます。
テンポが良く、ホラー・コメディ・感動のバランスもよく、本当にすごい作品だと思います。
こんな作品つくるのは相当難しいと思います。だからこそ、この作品は名作なのだと思います。
ソンビに囲まれて、絶対絶命のシーンが何度も出てくるのですが、
さっきも述べましたが、音楽がかっこよく、絶望な場面さえも非常に魅力的な場面になっています。スタイリッシュさを感じました。
あと、ベタなんですが、人生あきらめちゃダメっていうメッセージも感じました。
ゾンビ多すぎて武器とか明らかに足りないし、まともに戦えてないし・・・
それでも主人公たちは懸命に生き延びようともがくわけです・・・。
この映画で、人生の困難に立ち向かう勇気がもらえましたね。
ちなみにラストの部分は、何気に倫理的な問題を提示しています。
現代においてはもはやありふれた問題といってもいいかもしれませんが・・・
やはりゾンビ映画は風刺映画なんだ、と感心。
単純に怖がらせるためのだけのゾンビ映画と違い、はたまた笑わせるだけのコメディ映画とも違い
非常に深いメッセージ込こめられている映画です。
ちなみに、監督のエドガー・ライトは『ベイビー・ドライバー』の監督でもあったんですね!
これもなかなか面白かったですからね。
2作ともサウンドが非常にかっこよく、監督の音楽に対するこだわりが感じられる作品となっています。