Seneca

叡智によって、激動の世の中を生き抜こう

会社に染められるサラリーマン

学校を卒業してから、企業に入った初々しい新入社員は、右も左もわからないまま、いろいろな業務に取り組むことになると思います。本当に最初は何もわからない。だからとにかく周りの人に聞いたりするしかないわけですが、なかなか順調にいかない。注意されたり、冷たい態度をとられたり、怒鳴られたり、そんな思いをたくさんするのではないかと思います。そして、飲み会をはじめとする、理不尽な行事に直面し、戸惑うことも多いのではないかと思います。

おそらく最初の3日くらいでへとへとになり、3か月たつころには、もうやめたくなっている人もたくさんいるのではないでしょうか。周りの大人に、職場がつらいなんて言われれば、おそらく「会社とかって理不尽なものだから、我慢しよう。まずは3年務めてみては??」みたいなことを言われておしまいなのではないでしょうか。

とにかく我慢、我慢・・・短気な上司に怒鳴られても、先輩の失敗を自分の責任にされても、飲み会強制参加でも、お局さんに皮肉を言われても、仕事多すぎて夜遅くまで残業することになっても、残業して手当申請しようとしたところを先輩に止められても、・・・・我慢、我慢・・・・

そんなこんなで3年間、ようやく勤め上げた結果・・・社会のしくみがわかってきました!!

残業しても時間外手当申請しちゃだめだからしなくてOK!

夜遅くまで残業したり、休日出勤してプライベート犠牲にしてもOK!

飲み会断ると村八分なので、毎回出席でOK!

上司から言われたことやらないと怒鳴られるから、無条件で引き受けちゃえばOK!

有休消化するとなんか居心地悪いから、未消化でOK!

 

企業の文化にすっかり染まった「立派なサラリーマン」完成??

そんなこんなで後輩もできてきました。早速今度の飲み会を欠席しようとしています。さあ、今度はこっちが教育する立場になってきました。さあ、あの後輩に教えてあげなくっちゃあ・・社会のしくみを・・・。