Seneca

叡智によって、激動の世の中を生き抜こう

古代インド人の感覚

仏典を読んでいると、古代インド人の感覚にはついていけないと感じます。おそらく私だけでなく、多くの人は同じことを感じるのではないでしょうか。

異常なくらいの繰り返しの多いフレーズが続きます。中村先生がおっしゃるように「繰り返すことを楽しんでいた」のだと思います。それにしても繰り返しすぎじゃないか??

そして果てしない時間・数量の感覚・・・無限大のものをあえて有限のもので表現するというやり方ですが、とにかく壮絶です。脳みその許容量を超えるような感覚。

仏典は文書でなく、口伝えで伝わったといわれています。そのため、インド人は現代の人でも抜群に記憶力がよいなんて話を聞きます。本当だろうか?身近におられたら、きいてみたい。あと、仏典を読んだ時の感想もきいてみたい。いったいどういう印象をもつだろう??

ともかくも、古代インド人のように繰り返すことを楽しみ、想像しきれないくらいの数量を楽しむ感覚をもたないと、仏典は読んでられません。速読・効率重視では、釈尊の知恵の泉には入れない気がします。