Seneca

叡智によって、激動の世の中を生き抜こう

苦行について少し考える

古代インドで、仏教に匹敵する大きな宗教が、ジャイナ教だったといわれています。

ジャイナ教の修行では苦行が主だったようです。

仏典では、苦行が賛美される記述と、否定する記述があります。

当初は苦行が賛美されていたが、年数がたつにつれ、苦行に否定的な傾向が進んでいったといわれています。

この理由として、ジャイナ教に対して仏教のオリジナリティを主張せんがゆえに、苦行を否定的にとらえる風潮が出たのだ、という仮説があります。