仏教は何がすごいのかわからない??
ある本で、仏教の教えに「四諦の法門」があるが、何がすごいのかわからないと書いていた学者の方がいました。
「四諦の法門」は、確かに、シンプルな教えであります。
苦諦・・・人生が苦であること
集諦・・・苦の原因が貪欲であるとつきとめること
滅諦・・・苦がなくなった状態がどんなものなのか理解すること
道諦・・・苦がなくなる状態に向けて努力すること
いろいろ解釈があるのですが、おおむねこんな感じかと・・・
確かに、私もこの教えを知った時、こんなの当たり前じゃないか!と正直思いました。
しかしながら、これは苦を客観視することで、苦そのものを骨抜きにしてしまう、とてつもないすごい教えなんですよね。
シンプルに見えて奥が深いんです。
もちろん、私も勉強中ですが・・・
少なくとも、何千年も続いていてしかも、世界中に広がっている教えがすごくないわけがないですよね。何がすごいのかわからないみたいなことを書くこと自体、学者としてどうかと思います。